徳島の実家に娘と2人で1人暮らしの母のもとへ帰省しました。翌日母の受診も兼ねて市内へ・・阿波踊りで沸く演舞場に繰り出したかったのですが母の体調を考えて今回は諦めました。でも地元の連や店舗での阿波踊りを鑑賞する機会に恵まれました。市内の演舞場の阿波踊りは間違いなく素晴らしく美しいのですが、今回は地元の身近な人たちの踊りに思わず涙腺が緩み、娘にばれない様にちょっと場を離れたりしました。大好きな楽しい踊りなのになぜか今年は涙(何の涙やねんって感じでちょっと気恥ずかしくも)そういえば流産を経験した友人が大好きな花火を見て、その年は夜空の花火に涙が止まらなかったって話していたのを思い出しました。亡くなった阿波踊り大好きな父の姿とかぶったかなぁ・・いやそんな単純な話ではなくて有名連で洗練された踊りより、何とも言えない味を感じたんです。何なんでしょうね・・子どもがまた可愛い!元気に踊る子もいれば、手をだらんと下げてちょっとイヤイヤかなとも思う子もいるんですけど頑張れ頑張れって感じで。お母さんが踊りながら後ろの自分の子どもの踊り手を気にしながら踊る姿には、親子愛を感じ、忙しい中練習して今日の為に着付けもしてとか色々想像したら本当に踊ってくれてありがとう!そして徳島に帰ってきてよかったなぁという気持ちがわいてきました。おりしもお盆の医院はお盆休みなしでスタッフが頑張って下さっていましたので、快く出して下さったスタッフにも感謝です。
 そして父が亡くなった出羽島沖にも母と娘と大生丸という連絡船に乗り、行きました。青く広がる空、穏やかな大海、これが父が最後に見た景色だと思ったらこれで良かったはずだとちょっと気持ちも落ち着き、胸いっぱいに澄んだ空気を吸って、人が好きだった父のように人のために私が出来ることをこれからも頑張らなきゃと思いました。
 で、これで終われば美しいんですけれど続きが・・・私の田舎はお盆にお供えしたお菓子などをお供え頂いた方に配るんです。足腰が悪い母は動きも緩慢で、私の車で30件近くまわったのですがこれが大変で、1年前より緩慢な母の動きを把握しきれず車の後ろの荷物を取り「ドア閉めるでー」とドアを下ろした瞬間母の頭にゴツと鈍い音が響きました。あっと思ったけれど私から出た言葉が「何してるん!」本当は大丈夫・・とかごめんなさいなのにそこは素直に出てこない。身内には決まって怒りの感情が丸出しになる私。母も怒るし2人して子どもみたい。いや子どもって子どもに失礼やわ。変なおとな!です。それにしても何なんでしょうね・・思いやりが素直に身内に限っては出ない私。まだまだ修行が必要で、本当に世話の焼ける自分が時に嫌になる。でも身内はわかってくれると甘えも出る。あかん、あかん、自分をしっかりコントロールしなきゃ!で、色々田舎ではありましたが母には無事に謝り、その後テレビで流れる阿波踊りの中継を見ながら、ちょっと阿波踊りを踊ったりして・・そして私の現在の本拠地、大阪に帰って来ました。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らなソンソン♪♪しばらくは胸の中で今年は少~し控えめに阿波踊りの鉦が鳴っていそうな私です。
 只今独自に修行中のおばちゃんナース(-_-)/~~~ピシー!ピシー!