RSウイルスに感染した児が増えてきています。秋・冬に流行する風邪の原因となるウイルスです。2歳までにほぼ100%感染するといわれており、何回も感染を繰り返すので学童も大人も風邪症状おこします。でも問題になるのが乳幼児の感染です。肺炎や肺に近い細い気管支にまで炎症が及んで、咳き込みや喘鳴(ゼロゼロ)・呼吸障害・哺乳障害のために入院が必要な児もいるほどです。
診断は綿棒で鼻水をぬぐって10分ほどで検査を行うことによりできます。しかし特効薬がないため、治療は咳止めや鼻水止めなど症状の緩和しかありません。
2歳以上の児では過剰な心配は要りませんが、0歳時・1歳時はご注意ください。